保護者説明会 「わが子の国語力…
書籍紹介 『地政学ボーイズ』
「親子で読める 教養書籍」紹介のコーナーです。
今回は『地政学ボーイズ』。
世界の国々が擬人化されたキャラになり、ひとつの会社で同僚として働いているという設定のマンガです。
キャラどうしの関係は、実際の国際情勢を映し出した具合になっています。
キャラの性格や特徴も、もちろん実際の国々や民族、人種のイメージで上手く描かれています。
いや、ホンマに面白い!
2024年に揃えた本なので、比較的新しいですが、中学生に大人気です。
ただただ面白く読んでいるだけで、国際関係がわかってしまうという素晴らしいシリーズです。

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『地政学ボーイズ』 紹介文
🗺️ あらすじ&コンセプト
「もし、世界の国々がサラリーマンになって同じ会社で働いたら――?」
そんな大胆な発想から生まれたのが、マンガ『地政学ボーイズ ~国がサラリーマンになって働く会社~』(作:原田 曜平、漫画:寿トロ)。
地政学という一見とっつきにくいテーマを、現代のオフィスドラマとして描いた新感覚の作品です。
舞台は、世界中の国々が社員として働く「ジオコーポレーション」。
主人公は、日本を擬人化した“日本くん(ヒノモト)”。真面目で働き者の彼は、上司のアメリカ部長や、奔放な中国主任、マイペースなロシア課長たちに囲まれながら、国際関係=社内関係の渦に巻き込まれていきます。
政治・経済・地理などの複雑な世界情勢を、まるで「職場の人間模様」のように描くことで、読者は自然と地政学的な思考を楽しみながら理解できる仕組みになっています。
ニュースでは見えにくい“国の立場や本音”を、笑いとキャラクター性を通して知ることができる――まさに「楽しく学べる地政学入門」です。
🌍 みどころポイント
① 地政学が身近に感じられる構成
地理や歴史、資源や外交といった専門的な話を、オフィスの会話や社内トラブルに置き換えて表現。
「ランドパワー」「シーパワー」「地政学的リスク」といった概念も、物語の中で自然に理解できます。
② 個性豊かな“国家キャラ”たち
各国のキャラクターは、国の地形・文化・歴史的背景をもとに丁寧に作られています。
アメリカは自由で明るいカリスマ上司、中国は勢いのある野心家、ロシアは無骨で一匹狼――といった個性が、笑いを交えながらもリアルに感じられます。
③ 現代の国際情勢を反映したストーリー
作品は単なるコメディにとどまらず、エネルギー問題、通信、国際競争など、現代社会のテーマにも切り込んでいます。
読むほどに、「世界はいま、どんなバランスで動いているのか」という視点が身につきます。
④ ほどよいユーモアとテンポの良さ
政治や国際問題を題材にしながらも、重くならずテンポよく読めるのが魅力。
軽快な会話劇と巧みな比喩によって、どの巻も飽きずに一気に読み進められます。
📘 まとめ
『地政学ボーイズ』は、国際関係を“職場コメディ”として描くことで、世界の仕組みを楽しく学べる異色の地政学マンガです。
地理や社会が苦手な人でも、笑いながら理解できる――そんな“知的エンタメ”の代表作といえるでしょう。



