ミニの2がつくやつ(前編)
平日は9時から17時まで、リアル指導とオンライン指導の併用でガンガンやっております、塚本塾です。
さて、オンライン指導を始めて意外なメリットがあることに気が付きました。
それは、
遠隔であるため、生徒が問題を解いているときの思考の細部までは伝わらず(私が読み取れず)、
その結果、解答に至るまでの過程を、生徒自身に言語化して説明させる必要がある
ということです。
これ、私のオンラインスキルが乏しいだけなんかも・・・笑
それはさておき、普段なら突っ込まないような細かい部分までを確認しながら、
生徒に説明させながらの最中に出てきたセリフです。
「あの、メートル(m)に、ミニの2がついたやつ・・・」
・・・
平方メートルのこと、ですよね?
面積の単位について、それはもうさまざまな呼び方とこれまで出会ってきましたが、
「ミニの2がついたやつ」
は初めてです。
よりによって、上位校受験専門を掲げる我が塾の生徒から出てくるとは・・・
さて、ここからが本題です。
この後、単位関連で怒涛のように質問で詰められた中2Aくん(仮称)ですが、
そこはさすがにクリアしました。
・20㎡って、どのぐらいの広さ?
・800メートルって、歩いてどのぐらいの時間がかかる?
・Aくんの歩く速さって、時速何kmぐらい?
・回転寿司のマグロ一皿って、何キロぐらい?(←わざとですよ)
・コーラ10デシリットルぐらいやったら、一口で飲める?(←これもわざと)
などなど。
彼は小学生の時、買い物で3,000円を出して、5,700円のお釣りをゲットしたことがあるツワモノですから要注意です。
あっ、算数の文章題での話しですよ(笑)
こういう、数量の感覚がパッとわかるということは、実はとても大事です。
大人から見ると、そんなん当たり前やろと思えるようなことが、子どもには通用しないケースがあります。
いや、通用しない子どももいる、と言うべきでしょうか。
それも、少なからずいてますよ。
歩幅が3,7メートルもある大巨人ひろしくんを産み出したり、
分速27メートルのポンコツ自転車に乗っていたり、
男子200人、女子180人の全校生徒を集合させても140人しかおらず、行方不明者が大量発生していたり・・・
仮にですよ、
計算した結果そういう答えが出たとして、おかしいと思わなければなりませんよね。
いや、思うはず。
思ってほしい(笑)
でも、そういう子は堂々と書くんですよね、その答えを。
清々しいぐらいに、何の疑いもなくです。
では、これをどうするか、どうすれば防げるか、修正していけるのか?
次回にお話ししようと思います。
“ミニの2がつくやつ(前編)” に対して1件のコメントがあります。
コメントは受け付けていません。