保護者説明会 「わが子の国語力…
中3からでは遅いですよ。本気で難関校に行きたいなら中1・中2が勝負!
「中3から受験勉強にガチで取り組めば、難関校受験でも何とかなる」
はい、その通りです。なんとかなるでしょう。
全受験生の中に5%ほどいるといわれている、「才能・素質型」の子であれば。
今回のお話しは、95%の「普通の人」を念頭に書きました。
したがって、才能型の生徒本人や、その親御さんにはあてはまらない内容です。
裏を返せば、95%の人、つまりほとんどの人にあてはまる内容といえます。
さて、95%の普通のみなさん、中1の時から少しずつでいいです。着実に積み重ねていきましょうね。
堀川・西京・嵯峨野・桃山自然科学科といった上位校に合格する子の多くは、中1・中2の時点で基礎を固め、すでに受験を意識した学習習慣を築いています。
勝負はとうに始まっているのです。親が気づくのが遅れれば、お子さんの可能性を狭めてしまいます。「まだまだ大丈夫」とはなかなか言えないのが現実です。
塾生の80%以上が、堀川・西京・桃山・城南菱創以上に合格する
上位校受験専門塚本塾のインスタグラム
なぜ中3からでは手遅れなのか
多くの親御さんが「中3の夏から本気を出せば間に合う」と考えます。しかし、それは現実を無視した危険な幻想です。
入試範囲は3年間の学習すべて。特に英語・数学は積み上げ型の科目ですから、中1・中2で基礎が欠けていれば、中3でどれだけ頑張っても応用問題には太刀打ちできません。
しかも中3生の生活は過酷です。
定期テスト、内申点対策、提出物、そして部活動の引退。そこに模試や過去問演習が加わり、「受験勉強だけ」に集中できる時間は驚くほど限られています。弱点補強をゼロからやる余裕はないのです。
難関校合格者が秋から一気に伸びるのは、中1・中2で基礎を徹底しているからです。
土台がなければ、追い込みは空回りで終わります。つまり、中3からのスタートではその戦いの舞台にすら立てないのです。
中1・中2で築くべき「圧倒的基礎力」とは
難関校合格をつかむ子は、中1・中2で「圧倒的基礎力」を築いています。
それは単なる暗記ではありません。
- 計算力:迷いなく正確に、しかも速く解ける力。時間との戦いになる入試では必須です。
- 読解力:文章を正しく理解し、自分の言葉で言い換える力。数学の文章題や理科・社会の記述問題でも武器になります。
- 暗記の積み重ね:理科や社会は中1から、まずは覚えるべき、知るべきことがどんどん増えます。後回しにすれば穴が広がるだけです。
加えて重要なのは「勉強の仕方」です。
復習のタイミング、間違い直しの習慣、ノートのまとめ方。これらを中1・中2で確立している子は、中3で一気に力を伸ばします。方法が定まらないまま努力しても、成果は出にくいです。
早くから動く家庭が得られる“アドバンテージ”
難関校を目指す家庭には、早期から動いた者だけが得られるアドバンテージがあります。
まず模試。中1から受験している子は、中2の終わりには偏差値60台に到達していることが多いです。
中3では合格圏を固める段階に移れる一方、模試に慣れていない子は「実力測定」から始めねばならず、差は広がります。
英検も有効です。中2で準2級や2級を取得している子は、高校入試や推薦制度で大きなプラスを得ます。
準備していない子は、この種のアドバンテージを得るには時間が足りません。
そして問題に対する経験値。特に記述問題で問われるのは「思考を言語化する力」です。多くの問題にあたり、自分の形をつくってきた子は、答案の説得力がまったく違います。
「まだ早い」と思っている間に、先に動いた人から大きな差をつけていきます。
その差は中3になってからでは、そう簡単には埋まりません。
親が握る「勝負の分かれ目」
最後に強くお伝えしたいのは、親の覚悟です。
中学生は目の前の楽しさに流されやすいもの。スマホや部活を優先し、学習を後回しにするのは自然なことです。だからこそ、家庭の方向性を決めるのは親の役割なのです。
「子どもに任せているので・・・」という聞こえのよい放置は、子どもにその力がある場合でも、簡単に枯らせてしまいます。。逆に、環境を整え、学習習慣を支え、正しい道筋へ意識して導く家庭が、難関校合格のステージに上ります。。
また、塾選びも同じです。
距離や費用だけで決めるのではなく、難関校を本気で視野に入れた指導ができるかどうかを見極めることが必要です。親の判断が、お子さんの未来を左右することは多々あります。
まとめ
ほとんどの、最初にお話ししたように95%の人にとって、中3から受験勉強を始めるのでは遅いです。余裕を持って勝負に挑めるかは、中1・中2で決まります。
基礎を固め、学習習慣をつくり、早くからアドバンテージを積み重ねる。その道こそが、難関校合格への一番の近道です。
「まだ大丈夫」と安心している間に、動く人はどんどん先を走っています。
その差は、残念ながらほぼ埋まることはありません。今すぐに動き出すご家庭が、難関校の扉を開くことになります。