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「国語ができない子」に共通する、本当の原因とは?上位校受験を目指すご家庭へ
11月30日(日)と12月21日(日)に、「わが子の国語力を育てる具体策」というテーマで国語の説明会を行います。
今回は国語についてお話ししましょう。
「国語が苦手」と感じているお子さんがいるとします。でも、お子さん自身はもちろんのこと、親御さんの中にもその原因を正しくつかんでいる方は、少ないように思います。
定期テストでそれなりの点数を取っていても、「上位校を受験する」という前提で見れば、それだけでは決して安心できる状況ではありません。
今回は、塚本が長年の指導現場で見てきた「国語ができない子の共通点」と「その本当の原因」について、率直にお話しします。
少々耳の痛い内容かもしれませんが、上位校を目指すご家庭には、必ずヒントになるはずです。
「国語ができない」とはどういうことか?
まず前提です。
「国語ができない」とは、単に点数が悪いという意味ではありません。ここで言う「できない」とは、上位高校入試に対応できるだけの読解力・思考力が欠けているということです。
定期テストで70点、80点をとるぐらいであれば、それは「学校の授業内容を覚えている」だけのことです。
入試問題のように、初見の文章を正確に読み解く力があるとは限りません。むしろ、「国語ができる」とは言いがたいケースがほとんどです。
70~80点の子の中には、そもそも日本語の理解力が弱い子もいます。
言葉を正しく使えない、主語と述語の関係をつかめない、文脈を誤読するなど。要は、文章が読めないのです。
その状態で「国語の勉強」をしても意味がありません。まずは「日本語の使い方」を学ぶところから始める必要があるのです。
よくある「国語力不足」への誤解と危険なアドバイス
「もっと本を読みましょう」
「ミスを減らすように注意しよう」
こういったアドバイスを耳にすることがありますが、それで改善するなら誰も苦労しません。
正直に言いますね。そんなんは対策とは言えません。何の進歩もありませんよ。
原因を取り違えたまま努力しても、方向がズレている限り成果は出ません。
つまり、分析が間違っている。だから、対策も間違う。
このお医者さんの言うこと、もひとつピンとこないけど、でも、お医者さんの言わはることやしなあ・・・
みたいな感じですね。
表面上の症状だけを見て薬を出してもらっても、根本原因を治療しない限り、改善は見込めませんよね?
なぜ国語の成績は上がらないのか? 本質的な原因を探る
高校入試でも大学入試でも、避けて通れないのが読解力です。
ところが、多くの子が「読み方の型」を持たずに文章を読んでいます。設問にどう答えるか以前に、文全体をどう捉えるかという「設計図」が頭の中にないのです。
これはいわゆる解き方のテクニックのことですね。
そして、読解力は短期間で身につくものではありません。
「受験直前に国語を頑張る」では遅すぎます。
国語に関しては、テクニック以外の要素は、長年の積み重ねで培われる力だからです。
小学生のうちから言葉に触れ、世の中に触れ、考え、表現する習慣を積み上げてきた子は、中学になっても伸び続けます。
反対に、読解力が低いまま中学に入ると、理解のスピードも精度も上がりません。いくらテクニックを学んでも、「表面をなぞるだけ」になってしまうのです。
国語力とは結局のところ、感じて、考えて、見抜く力。
文の奥にある意図を読み取り、自分の頭で整理する力が問われます。
「今からでも頑張ればできる」は幻想です
「今からでも頑張ればできます」
そんな言葉を聞いたことはありませんか? 入塾を検討している塾の面談で言われましたか?
具体策がないのであれば、それは希望を売るための言葉です。
生徒1名を獲得するために言っているだけで、具体的な方法がないことがほとんどです。
1週間に1〜2問の読解練習、テスト前だけの国語対策。それで本当に力がつくと思いますか?
そんな甘い話はありません。努力の「量」はもちろん、「方向」が大事なのです。
塚本塾の生徒たちは、そんな幻想には流されません。塚本が現実をしっかりと伝えますので。
上位校を目指すなら、冷静に現実を見つめ、何を大切にして積み上げていくのかを考える必要があります。
上位校受験を目指すなら、意識を変える
この現実を理解して、早くから地道に積み上げている子は確実にいます。
その差は、テクニックでは埋まりません。「かけてきた時間」と「思考の質」の差が、数年後の入試結果を分けるのです。
読解力を軽視してきたツケは、受験直前に必ず回ってきます。
問題の意図を読み取れないまま、記述問題を「雰囲気」で書いても点にはなりません。上位校入試では、思考のプロセスそのものが問われるのです。
だから、今すぐ意識を変える必要があります。読めるようになるには、「世の中を知ること」と「努力ではなく習慣」です。
毎日少しずつ続けること、そしてそれを何年も続けること、これが唯一の道です。
「国語ができない」本当の原因を知る機会
塚本塾では、11月30日(日)と12月21日(日)に国語についての保護者説明会を行います。
ここでは、これまで誰も指摘してこなかった「国語ができない本当の原因」を具体的にお話しします。
上位校受験を専門にしている塾だからこそ見える現実があります。
表面的なテクニックではなく、「なぜできないのか」「どうすればできるようになるのか」をお話しします。
なお、お話しする内容は、上位校受験という前提のものになります。
国語ができない原因は、読解力不足と一言では片付けられません。
なぜできないのか、まずは私が指摘する原因を基に考えていただき、今後の勉強につなげていってください。
最後に:小学生のうちから始めよう
特に小学生の親御さんにお伝えしたいのは、早くから手を打つことが何よりの「勝ち筋」だということです。
私自身、この点は強く意識してわが子を育ててきました。
国語力は一夜漬けでは身につきません。
毎日の会話、読書、書く習慣、それらの積み重ねが、数年後に圧倒的な差になります。親が「言葉」を大切にする家庭は、子どもも自然に言葉を大切にします。
お子さんの将来の学力は、今日の一歩で決まります。
読む・知る・考える・書く。この四つを日常に根づかせること。それが、上位校合格への最短ルートです。




