後悔しない高校受験をするために、迷ったら“挑戦”を選ぶという大切な考え方

正直にいえば、高校受験は楽ではありません。

合格できる子もいれば、あと一歩届かずに悔しい思いをする子もいます。 それでも、多くの受験生は「どこでもいい」ではなく、自分が本気で行きたい高校を目指して努力を続けています。 志望校に向かって点数を少しでも伸ばそうと、毎日ギリギリのところで踏ん張るわけです。

その姿を近くで見ていると、合否という結果以上に、その過程で身につく“挑戦する力”こそが大きな価値を持つのだと感じます。
今回は、迷ったときこそ挑戦を選んでほしい理由を、実際の受験指導の経験を交えながらお伝えします。

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上位校受験専門塚本塾のインスタグラム

1. 迷ったときこそ挑戦を選びたい理由

高校受験というのは、やはり簡単なものではありません。
日々、中学生のみなさんを指導していると、 毎年「あと1点あれば…」という場面に何度も立ち会います。
京都のトップ校――京都御三家、桃山高校自然科学科、城南菱創高校、南陽高校といった難関校を目指す塚本塾の受験生たちは、 全員が本気で挑戦しにいく子たちです。
「成績に見合った高校でいい」という受験はしません。

そして、受験校に迷ったとき、私は常に「挑戦するほうを選ぶといいよ」と伝えています。
もちろん無謀な勝負をすすめているわけではありません。 合格の可能性がまったくないのであれば戦略を変える必要がありますが、 「あと少し点数を積み上げれば射程圏内に入る」なら、それは挑戦すべきところです。

挑戦する受験は、精神的にも学習面でも負荷がかかります。しかしその負荷が、中学生にとって大きな成長のきっかけになります。
自分の限界を知り、そこを超えようとする経験は、のちの大学受験にもつながっていく重要な財産です。

2. 合否よりも大切な「全力でやり切る経験」

もちろん、合格不合格が大事でないと言っているわけではありません。
合格したら嬉しいし、不合格なら悔しい。これは受験生だけでなく、親御さんも同じ気持ちだと思います。

ですが、私が毎年感じるのは、結果以上に「そこへ向かってどれだけ本気で努力をしたか」の方がずっと価値があるということです。
塚本塾の受験生は、志望校が決まった瞬間から“1点でも上げるための努力”を続けます。弱点を分析し、ミスを減らし、 理解を深め、演習量を増やし、ひたすら改善を重ねていきます。

悔しい思いをする日もあります。模試で点が取れず落ち込む日もあります。それでも、その悔しさこそが成長の材料になります。
「どうすれば良くなるか」を考え続ける中で、思考力、分析力、改善力が育ちます。 これこそが本当の意味での“勉強の力”です。

そして、合格でも不合格でも、そこに至るまでに学んだ内容の価値は変わりません。
不合格だった子が高校に入ってから飛躍し、大学受験で見事に結果を出す例も珍しくありません。

3. 挑戦が大学受験につながるメカニズム

挑戦する受験では、小さなミスも大きな差につながるため、勉強の質そのものを高める必要があります。
安全圏の受験では見えてこない、本当の弱点が浮き彫りになるのが挑戦の受験です。

この受験を通して、以下のような力が育ちます。

  • 正しい勉強のやり方を身につける力
  • 自分の弱点を分析する力
  • 改善し続ける粘り強さ
  • 1点を取りに行く集中力

これらは大学受験で間違いなく必要となる力です。
そして、高校受験の段階で挑戦を選んだ子は、 大学受験に向けても迷いなく努力できる土台ができています。

4. 「成績に見合う高校でいい」は本当にもったいない

毎年、私は感じることがあります。
それは、 「どこでもよいから成績に合わせて受験するだけでは、伸びるはずの力が伸びない」 ということです。

挑戦する受験は不安が伴います。
しかし、その不安を越えようとする過程で、子どもは本当に大きく成長します。 塚本塾の受験環境では、トップ校へ挑戦する子は年々増えており、
私は常に、「高校受験は通過点で、その先の成長を見据える」という考え方で向き合っています。

そして、挑戦した子が高校で良い仲間に出会い、大学受験へ向けてさらに飛躍する、
そんな姿も数多く見てきました。

だからこそ、私は伝えたいのです。
迷ったら挑戦を選ぼう。清々しい挑戦をしよう。
挑戦は必ずその子の成長につながり、決して無駄にはなりません。