京都府公立高校入試は2027年度からどう変わる?上位校を目指す人の受験対策

2027年度(令和9年度)から、京都府公立高校入試の制度が変わります。

「独自枠と共通枠はどう違うのか」
「志望校に合格するために、何を優先して勉強すればよいのか」
「今の勉強を続けていて大丈夫なのか」

新制度を調べている中学生や親御さんにとって、知りたいのは、制度の仕組みと、それに合わせた受験準備ではないでしょうか。

宇治市・近鉄伊勢田駅徒歩2分の塚本塾では、堀川・西京・嵯峨野・桃山・城南菱創・南陽など、上位高校を目指す生徒を指導しています。

今回は、新しい入試制度と、志望校合格に向けて身に付けたい力について、順にお伝えします。

2027年度の京都府公立高校入試は、2つの枠で選抜する

新制度の前期選抜には、「独自枠」と「共通枠」があります。

独自枠は、高校・学科ごとに検査項目や配点を定める選抜です。
共通枠は、統一学力検査5教科と報告書を用いる選抜です。

検査の中心となる日程は、次の2日間です。

  • 2027年2月18日(木):統一学力検査
  • 2027年2月19日(金):学校個別検査

統一学力検査は京都府共通の問題、学校個別検査は各高校が定める検査です。
独自枠でも、学校によっては統一学力検査の指定教科を受検します。

先に独自枠の合否を判定し、その後に共通枠の判定を行います。独自枠で合格すると、その時点で合格が確定し、共通枠の判定には進みません。

出願先を考えるときには、受検教科と合否判定の順番を理解する必要があります。

最大4校・4学科に出願できるが、合格のチャンスが大きくなったわけではない

独自枠の1校・1学科に加え、共通枠では「第1志望第1順位」「第1志望第2順位」「第2志望」を設定でき、最大4校・4学科に出願できます。

ただし、それぞれ同じ条件で合否を判定するわけではありません。特に、共通枠の第2志望は、第1志望の選抜後に欠員がある場合に限って判定します。

出願できる数だけを見て安心するのは早い、ということです。

また、共通枠を志願する場合は、統一学力検査の5教科すべてを受検します。独自枠の対策に力を入れながら、共通枠で受ける学校まで含めて準備を考えましょう。

上位高校の入試対策は、学校・学科・方式によって変わる

「上位校を目指すから、難しい問題をたくさん解けばよい」

それだけでは、対策の方向が定まりません。

例えば、西京高校エンタープライジング科のA方式1型は、学校個別検査の数学・英語が各150点、国語が100点です。
嵯峨野高校京都こすもす科は、判定によって教科や報告書の配点が異なります。
桃山高校自然科学科には、「自然科学総合」という検査があります。

同じ上位校でも、求められる力や得点の組み立て方に違いがあります。

志望校の配点を確認すれば、重点的に伸ばすべき教科が見えてきます。出題内容を確認すれば、普段の勉強でどのような練習が必要かを考えられます。

塚本塾では、志望校と現在の学力を照らし合わせ、常に学習の優先順位を考えながら勉強を進めます。

中1・中2の皆さんへ。志望校に向けて、今の学力を確認しませんか?

勉強の優先順位を考えるには、現在の得意・不得意を知ることも大切です。
塚本塾では、塾生以外の方も受験できる冬の合格判定テストを実施します。

中学生は英語・数学・国語の3教科。中2は志望校判定も確認できます。

小論文の配点がなくても、記述力の準備は必要

募集要項を見て、「小論文がないなら、書く練習は減らしてよい」と考える方もいるかもしれません。

私は、上位校を目指す生徒には、記述力を鍛える練習が必要だと考えています。

国語では、文章を読んで根拠を捉え、設問に合う答えをまとめる。
英語では、文の構造を理解し、意味を正確に読み取り、自分で英文を書く。
数学でも、考え方や理由を説明する場面があります。

解説を読んで「分かった」と思うことと、自分で答案を書けることには差があります。

その差を埋めるには、実際に書き、足りない点を確かめ、もう一度自力で解く練習が必要です。

「分かった」を、答案で示せる力へ

塚本塾では、塾長が全員を直接指導し、確認・演習・直し・再演習を重ねます。

例えば国語の記述問題なら、正解か不正解かだけで終わらせません。

本文のどこを根拠にしたのか。設問が求める内容を答えているか。必要な説明が抜けていないか。答案を見ながら確かめます。

英語でも、間違えた文法事項や読み取れなかった箇所を確認し、次に自力で使えるか、本当に読み取れるかまで練習します。

上位校を目指すなら、正解を覚えるだけでなく、初めて見る問題でも自分で考えて答えを作れるようになってほしい。そのために、演習と直しを大切にしています。

宇治市で上位高校を目指す中学生・親御さんへ

「志望校はあるけれど、何から手を付ければよいか分からない」
「定期テストでは取れるのに、模試になると点数が伸びない」
「記述問題になると、何を書けばよいか分からなくなる」

こうした場合は、現在の答案や学習状況を見て、どこに課題があるかを確かめることから始めましょう。

塚本塾の体験・学習相談では、現在の成績や志望校、普段の勉強について伺い、これから取り組む課題を整理します。体験後は、取り組みの様子や課題をお伝えし、納得いただいたうえで入塾をご検討いただきます。

上位高校を目指して、勉強の仕方から見直したい方は、塚本塾へご相談ください。

次回は、「独自枠・共通枠の違いと、最大4校に出願できる仕組み」を、合否判定の順番から詳しく説明します。

※この記事は2027年度入学者選抜を対象としています。制度の説明は公表資料に基づき、学習方法については塚本塾の見解を記載しています。

制度・募集要項の確認:
京都市教育委員会「令和9年度入学者選抜について」