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小学生に学力テストは必要?学校のカラーテストとの違い
「学校のテストでは、いつも80点や90点を取っている」
「100点を取って帰ってくることもある」
そのようなお子さんに、学力テストを受けさせる必要があるのだろうかと思う保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
学校のテストでよい点数を取ることは、もちろん大切です。
授業を理解し、習った内容をきちんと勉強している証拠でもあります。
ただし、学校で行われる単元ごとのテストと、広い範囲から出題される学力テストでは、確認できる力が少し異なります。
学校のテストは、習った単元の理解を確認するもの
学校のカラーテストは、直前に授業で習った単元を理解できているかを確認するためのテストです。
授業で学び、宿題や教科書の問題で練習した内容が中心となるため、習った直後にどれだけ理解できているかを見るのに適しています。
一方で、以前に習った内容が今も定着しているかどうかまでは、単元ごとのテストだけでは分かりにくいことがあります。
たとえば、算数の文章題を解くために、前の学年で習った計算や単位の知識が必要になることがあります。
国語でも、初めて読む文章から必要な情報を見つけ、前後の関係を考えて答える力が求められます。
習った直後には解けていても、時間がたってから同じ知識を使えるとは限りません。
学力テストでは、広い範囲の「定着」が見える
学力テストでは、複数の単元や以前に習った内容を含む、広い範囲から問題が出されます。
そのため、次のようなことを確認できます。
- 以前に習った内容が定着しているか
- 初めて見る問題にも対応できるか
- 知識を組み合わせて使えるか
- 同学年の受験者の中で、現在の学力がどの位置にあるか
- どの教科、どの単元を今後復習すべきか
学校のテストと学力テストは、どちらが優れているというものではありません。
学校のテストは、習った単元の理解を確かめるもの。
学力テストは、これまでの学習内容がどれだけ身についているかを、広い範囲から確かめるものです。
それぞれ役割が違うと考えると分かりやすいでしょう。
点数だけでなく、「どこで困っているか」を見る
学力テストを受ける目的は、点数や偏差値だけを見て、一喜一憂することではありません。
大切なのは、どのような問題ができていて、どのような問題で困っているのかを知ることです。
たとえば、算数の点数が同じだったとしても、
「計算はできているが、文章題になると式を立てられない」
「図形は理解できているが、小数や分数に課題がある」
というように、つまずいている場所は一人ひとり違います。
国語についても、
「漢字や語句はできているが、文章の内容を整理するのが難しい」
「物語文は読めるが、説明文から必要な情報を見つけにくい」
など、課題の中身によって今後の勉強は変わります。
「国語が苦手」「算数が苦手」というだけでは、何から勉強すればよいのか分かりません。
学力テストは、その「苦手の中身」を見つけるためにも役立ちます。
公立中学校へ進学するお子さんにも必要です
「学力テストは、中学受験をする子が受けるもの」と思われることがあります。
しかし、公立中学校へ進学するお子さんにとっても、これまでの学習内容が定着しているかを確認することには意味があります。
中学校の勉強は、小学校で習った内容の上に積み重なっていきます。
算数の計算や文章題、国語の読解や語彙に課題を残したまま中学校へ進むと、英語や数学を含めた中学校の学習にも影響することがあります。
小学生のうちに課題を見つけられれば、時間をかけて復習できます。
できていないことばかりを挙げるのではなく、これからの勉強を考えるために現在地を確かめるのです。
高校入試制度が変わっても、基礎学力の大切さは変わりません
京都府の公立高校入試は、2027年度入試から制度が変わる予定です。
小学生のお子さんが高校を受験する頃には、制度がさらに変わっている可能性もあります。
しかし、入試制度がどのように変わっても、文章を正確に読み、条件を整理し、身につけた知識を使って考える力が必要であることは変わりません。
高校入試の準備は、中学3年生になって突然始まるものではありません。
小学校で学ぶ国語と算数は、中学校での学習、そしてその先の高校入試を支える土台になります。
学力テストを、次の勉強を考えるきっかけに
学校のテストでよい点数が取れているお子さんも、学力テストを受けることで、これまでとは違う角度から現在の学力を確認できます。
結果がよければ、それまでの勉強に自信を持つことができます。
課題が見つかれば、3学期や次の学年までに何を復習すればよいかが分かります。
塚本塾では、この冬、塾生以外の小学3年生から6年生を対象に、国語・算数の「基礎力判定テスト」を実施します。
答案・成績表の返却時には、結果の見方と今後の勉強について、塾長・塚本から簡単に所見をお伝えします。
今の学力を知ることは、これからの勉強を考える第一歩です。
学校のテストだけでは見えにくい、お子さんの得意なところと今後の課題を確認してみませんか。

