成績上位の生徒に、塾でまた「授業」を受けさせますか?

塾生の80%以上が上位高校に合格する塚本塾のInstagram

塾は、先生に勉強を教えてもらう場所。

多くの親御さんは、そう考えているのではないでしょうか。

しかし、私はこの考え方に以前から疑問を持っています。

学校の授業を十分に理解している生徒に、なぜ塾でもう一度、同じような説明を聞かせる必要があるのでしょうか。

学校で習ったことを、塾でもう一度教わる。

それも、わざわざ時間と費用をかけて。

本当に必要ですか?

私は、成績上位の生徒にとって、塾で最も必要なのはインプットではなく、アウトプットだと考えています。

上位生に、もう一度教える必要はあるのか

インプットとは、新しい知識や考え方を学び、理解し、吸収することです。

学校の授業は、その大切な役割を担っています。

そして、成績上位の生徒の多くは、学校の授業で基本的な内容をほぼ理解できます。

それなのに、塾ではどうでしょう。

すでに理解している数学の解き方を、もう一度説明される。

わかっている英文法を、また最初から教わる。

知っている公式を、もう一度ノートに書く。

その間、生徒は何を得ているのでしょうか。

わかっていることを、もう一度わかるために時間を使う。

私は、これほどもったいないことはないと思います。

もちろん、理解が不十分であれば、教える必要があります。

しかし、すでに理解している生徒に同じ説明を繰り返すことは、指導というよりも、貴重な学習時間の浪費ではないですか。

集団授業には、上位生にとって無駄な時間が多い

集団授業では、どうしても全体の進度に合わせなければなりません。

そのため、上位生には次のような時間が生まれます。

  • とっくに理解している内容の説明を、延々と聞かされる時間。
  • 問題を解き終わっているのに、ほかの生徒を待つ時間。
  • すでに完全にできる問題を、全員と同じように解かされる時間。
  • 先生の余談に付き合わされる時間。

まぁ、最後の「先生の余談」は、時に大切だったりします。

本筋から外れた話が、生徒の知的好奇心を刺激することもありますからね。

とはいえ、上位生にとって無駄な時間が多いことに変わりはありません。

公立学校なら、これはある程度仕方がないことです。

学力も理解速度も異なる生徒が同じ教室にいる以上、全員に最適な進度で授業を進めることはできません。

しかし、塾まで同じというのは、ちょっと考えものです

学校の授業だけでは足りないものを求めて、わざわざ通う場所です。

それなのに、学校と同じ説明を聞き、全体の進度に合わせ、解き終わっても待たされる。

それでは、何のために塾に通っているのでしょう。

「先生の説明が上手だから」

「とてもわかりやすい授業だから」

もちろん、それは結構なことです。

しかし、私の考えは違います。

先生の説明が上手であることと、その生徒にとって最も効果的な学習ができていることは、まったく別の話です。

どれほど素晴らしい授業であっても、すでに理解している生徒には必要ない場合があります。

上位生にとって本当に必要なものは、もっと先にあるのです。

上位生に必要なのは、徹底したアウトプット

では、上位生は塾で何をするべきなのか。

私の答えは明確です。

アウトプットです。

ここでいうアウトプットとは、学んだ知識を使い、自分の力で問題を解くことです。

数学の公式を理解していても、難関高校の入試問題を解けるとは限りません。

英文法や英単語を知っていても、初見の長文を正確に読み解けるとは限りません。

国語の文章を理解できても、設問に対して的確な答案を書けるとは限りません。

「わかる」と「解ける」は、別物なのです。

そして、この差を埋めるために必要なのは、先生の説明をもう一度聞くことではありません。

自分で考え、解き、間違え、修正することです。

実際に問題を解いてみれば、自分に足りないものが見えてきます。

知識が不足しているのか。

知識はあっても、使いこなせていないのか。

問題文の条件を読み落としているのか。

考え方は正しくても、答案にする力が足りないのか。

同じ不正解でも、その原因は生徒によって違います。

だから、全員に同じ説明をすることが、最適な指導になるとは限りません。

できることを教え直すのではなく、できないことを見つけ、できるようにする。

上位生への指導は、そこに力を注ぐべきだと考えています。

塾の主役は、先生ではありません

塚本塾が個別演習指導を行っているのは、この考え方が根底にあるからです。

先生が一方的に説明し、生徒がそれを聞く。

そういう形式ではありません。

生徒自身が問題に取り組み、私はその解き方や答案を確認しながら、必要なところに指導を加えます。

できる問題に、いつまでも時間を使う必要はありません。

反対に、理解が不十分なところや、考え方に問題があるところには、しっかり時間をかけます。

必要なら、もちろん説明もします。

しかし、何もかも最初から教えることはしません。

先生が先回りして説明するほど、生徒が自分で考える機会は失われてしまうことがあるからです。

入試本番では、隣に先生はいません。

自分で問題を読み、考え、判断し、答えを出すしかないのです。

それなのに、塾ではいつまでも先生の説明を聞いている。

それで本当に、入試で通用する力がつくのでしょうか。

私は、塾の価値を「先生がどれだけ教えたか」で測るべきではないと思っています。

「生徒がどれだけできるようになったか」こそが、塾の価値です。

先生が主役になってはいけません。

主役は、あくまでも生徒です。

上位生に必要なのは、たくさん教えてもらうことではありません。

すでに身につけた知識や理解を、自分の力で使いこなせるようになることです。

そのために、塚本塾ではアウトプットを最優先にした個別演習指導を行っているのです。