数量感覚がぶっ飛んでいるケース…
上位校を目指すなら「アウトプット学習」一択 学校と塾の本来の役割を考える
「勉強しているのに、点数が上がらない。」
そう感じている人は多いことでしょう
たいていは、量(勉強時間)が足らないことが原因ですが、
中には、やり方を間違っているケースもあります。
成績を上げるために必要なのは、アウトプットです。
これは感覚的な話ではなく、科学的に証明されています。
知識を入れる(インプット)だけでは点数は取れません。
頭に入れたことを使う練習、つまりアウトプットを重ねることが、結果に直結します。
ただし、この話には前提があります。
これは、上位校を受ける子、相応の学力がある子に限定してのお話しです。
堀川・西京・嵯峨野・桃山・城南菱創・南陽などを目指す生徒に関していえば、ということです。
そうでない子には、まずはインプットが必要です。
上位校を目指すなら、インプット中心の学び方では限界があります。
必要なのは、知識を使いこなす力。
それを磨くのがアウトプットです。
塾生の80%以上が、堀川・西京・桃山・城南菱創以上に合格する
上位校受験専門塚本塾のインスタグラム
成績アップの鍵は「アウトプット」
勉強は、インプットとアウトプットの両輪でできています。
どちらも必要ですが、点数に直接結びつくのはアウトプットです。
どれだけ授業を聞いても、ノートをまとめても、アウトプットの量と質が足りなければ、成績は上がりません。
「テスト効果」という心理学の概念があります。
人は、思い出す練習をした方が記憶が強く定着するという研究結果です。
つまり、問題を解くこと自体が最も効率的な学習です。
多くの塾や学校では、インプットに偏っています。
話を聞き、説明を受けて、分かった気になる。
しかし、「分かる」と「できる」は違います。
アウトプットを通して自分の力で考え、間違いを修正し、もう一度挑戦する。
それを繰り返して初めて「できる」ようになります。
学校でのインプット・塾でのアウトプット 役割分担を間違えない
インプットが不要だとは思いませんよ。
ただし、インプットはすでに学校で行われています。
学校の授業は、先生が教え、知識を入れる場です。
上位校を目指す子であれば、それで十分です。
では、塾は何をする場所なのか。
答えは明確です。
学校で得た知識を使いこなす場、つまりアウトプットの場です。
にもかかわらず、多くの塾ではいまだに講義型の授業を行っています。
学校で習った内容を、また塾で聞く。
これでは意味がありません。
同じことを二度聞いても、結果は変わらないからです。
塾が担うべきは、「できない」を「できる」に変えることです。
理解が浅い部分を洗い出し、自分の手で埋める。
間違えた原因を探り、修正し、もう一度やる。
これが本当の学習です。
上位校を目指すなら、
「学校=インプット」「塾=アウトプット」
この役割分担を明確にすべきです。
それを混同してしまうと、いくら時間をかけても成果は出ません。
一斉授業の限界と、個別フォローの重要性
一斉授業で成績が上がらない。
これには理由があります。
そういう私も、かつては大手塾で一斉授業をガンガンやっていましたから、その長短はわかります。
同じ教室で同じ内容を聞いても、理解度は一人ひとり違います。
分かっている生徒もいれば、まだ理解が追いつかない生徒もいる。
全員が同じペースで進む一斉授業では、その差が埋まりません。
大手塾に通っても成績が上がらない生徒の場合は、ここに原因があります。
授業のほとんどがインプットに費やされ、アウトプットが足りないのです。
上手いトークに乗せられて、めっちゃ賢くなれた気がする。
聞いて終わり。分かった気になって終わり。
その結果、テストで点が取れない。
塚本塾では、ほとんどの時間をアウトプットに使います。
問題を解き、間違え、分析し、やり直す。
一人ひとり違う課題を、個別にフォローしていく。
だから伸びるのです。
上位校を目指す生徒ほど、この差が決定的になります。
苦手を放置すれば落ち、弱点を潰せば受かる。
シンプルですが、それが現実です。
上位校を狙う子に必要なのは「圧倒的なアウトプット量」
上位校を目指すなら、アウトプットの量が大きくものをいいます。
質も必要ですが、まずは量。
とにかく手を動かすことです。
講義を聞いても、説明を受けても、次の日には忘れています。
アウトプットが少ないからです。
人は、自分で解いた問題、自分で間違えた問題しか覚えていません。
塚本塾では、演習量を確保します。
講義より演習。説明より実践。
自分の頭で考え、手で解き、口で説明できるまで反復します。
「分かる」はゴールではありません。
「できる」ようになって初めて点数になります。
上位校入試で問われるのは、知識そのものではなく知識を使う力です。
知識は知っていて当たり前。それをどうあてはめて、使っていくか。
その力をつける唯一の方法が、アウトプットの量をこなすことです。
量をやりきった生徒は強いですよ。
結果が出る。
理由は単純です。
正しい方向に、十分な量をこなしているからです。
まとめ
勉強は、聞くよりも、使うこと。
覚えるよりも、出すこと。
上位校を目指すなら、この原則を外したらダメです。
学校ではインプット、塾ではアウトプット。
このシンプルな構図を実行できるかどうか。
そこに、成績が上げられるかどうかの分かれ道があります。



