城南菱創高校普通科の偏差値と内申点の合格目安 宇治市で受験を考える親御さん必見

京都府山城通学圏で安定した人気を誇る城南菱創高校。
志望校として名前が挙がると、親御さんがまず気になるのは「合格に必要な偏差値と内申点はどのくらい?」という点ではないでしょうか。

今回は、城南菱創高校の合格目安となる偏差値と内申点、入試制度の基本、模試や実力テストの活用法、そして親御さんが今からできるサポートのポイントまで、
宇治市で受験準備を進めるご家庭に役立つ情報をやさしくまとめました。

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城南菱創高校を目指すなら知っておきたい入試制度の基本

城南菱創高校を志望校にしたとき、まず知っておきたいのは 京都府公立高校入試の仕組み です。入試制度を理解しておくと「今のお子さんに必要な勉強は何か」が見えやすくなり、余計な不安も減ります。
(2025年度の中2生の入試からは、新しい制度になります)

京都府の入試には、主に 前期選抜中期選抜 の2種類があります。

  • 前期選抜(2月中旬)
    英語・数学・国語に加え、面接も実施されます。内申点135点+当日点150点(50点×3科目)で合否が決まり、合格目安偏差値はVもしで63。
    定員の50%(80名)の選抜のため、難易度は高めです。
  • 中期選抜(3月初旬)
    英語・数学・国語・理科・社会の5科目で、内申点195点+当日点200点(40点×5科目)で判定されます。
    城南菱創高校普通科の入試はこちらが中心で、合格目安偏差値はVもしで60です。

京都府入試の特徴は、中1から中3までの内申点が大きく影響すること
中1からの定期テストや提出物、授業態度までが合否に反映されます。つまり「日常の積み重ねがそのまま入試対策になる」ということです。

親御さんにできるのは、学習習慣だけでなく、生活リズムや宿題の取り組み方をさりげなく見守り、導くことですね。反抗期でもあるでしょうから、あくまでもさりげなく、上手にお願いします(笑)。
まさに、中学校に入学してからの小さな積み重ねこそが、お子さんを合格へと近づけていきます。

城南菱創高校の合格目安偏差値および偏差値の意味

「合格するにはどれぐらいの偏差値が必要ですか?」という質問は、親御さんからよく聞かれます。
城南菱創高校の中期選抜の合格目安は Vもし偏差値60前期選抜なら 63 が一つの基準とされています。

ただし偏差値は「必ず合格できる数字」ではありません。
あくまで「この学力層にいる生徒が合格していることが多い」という 目安 です。

偏差値の表す意味をもう一度確認してみましょう。

偏差値学力層の目安
65上位7%
60上位16%
55上位31%
50ちょうど真ん中

偏差値60を安定して取れるということは、全体の上位16%に位置しているということ。これぐらいだと、確かに合格圏に入っています。

ただし、大切なのは「数字に安心すること」ではなく、日々の学習でその位置をキープし続けることです。
模試で偏差値60に届かなくても、内申点でカバーしたり、入試本番ギリギリまでに劇的に得点力を伸ばしたりして合格する生徒もいます。

偏差値はゴールではなく、あくまで「今の学力の位置を知るための道しるべ」として活用していくものです。

偏差値を知るために受けるべき模試と学校の実力テスト

お子さんの偏差値を知るには、定期テストではなく 模試を受ける必要があります。 なぜなら、定期テストは学校ごとの授業進度に合わせた出題で、評価のための習熟度をみるものであり、偏差値は出ません。

いっぽう、入試は中学内容全ての範囲から出題されます。この入試を想定して作られているのが模試で、相対的に自分の実力がわかる偏差値が出ます。

城南菱創高校を目指すなら、次の模試を受けておくとよいでしょう。

  • 五ツ木・京都模擬テスト会
    京都府内の中学生が多く受験する模試。
    出題形式が中期選抜に近く、信頼度の高いデータが得られます。個人申込みも可能なので、塾に通っていないお子さんでも受験できます。
  • 大阪進研Vもし(京都Vもし)
    本来は塾専用の模試ですが、「京都Vもし」では公開会場での個人受験が可能。
    志望校判定が細かく出るため、城南菱創高校を設定して受けると具体的な目安がつかめます。

さらに忘れてはいけないのが学校で行われる実力テスト
これも出題形式は中期選抜と同じです。山城通学圏の中学校では9月・10月・11月の3回実施されます。
偏差値は出ませんが、目安として 200点満点中160点以上 を安定して取れるかどうかが合格圏の指標になります。

副教科を2倍して計算する中期選抜の内申点(195点満点)と、入試当日の点数(200点満点)を合わせて、
300点あればまず不合格になることはないでしょう。

城南菱創高校の普通科は倍率が高くなりますが、倍率に惑わされることなく、確実に300点を超えてください。
大事なことなのでもう一度言います。
倍率が高くても低くても、他人との戦いではありません。自分との闘いです。
とにかく300点を超えること、それだけです。

模試や実力テストの一番の価値は「練習」と「確認」です。
結果に一喜一憂するのではなく、弱点を見つけて次につなげることが大切。
模試は終わってからが本番です。親御さんは「点数」ではなく「学習の方向性」を一緒に確認してあげてください。

親御さんができる合格サポートのポイント

最後に、城南菱創高校合格に向けて、親御さんができるサポートをまとめます。

  1. 生活リズムを整える
     夜更かしや不規則な食事は集中力を削ぎます。睡眠や朝ごはんを大切にして、学習の土台を支えましょう。
  2. 模試の結果を一緒に分析する
     偏差値や点数を見て終わるのではなく、「苦手はどこ?」「次は何を頑張ろうか?」と前向きに振り返ることが大切です。
  3. 塾と家庭学習を両立させる
     宇治市の学習塾には、城南菱創高校を目指す生徒が多く集まっています。塾で学んだことを家庭で復習し、定着させる流れをつくりましょう。どうしても家庭でできない人は塾に居ついてください。
  4. 目標を親子で共有する
     「次の模試では偏差値60を目指して、数学をやろう」「高校行ったら部活は何にする?」と具体的に話し合うことで、勉強への意欲が高まります。
  5. 親御さんの高校受験の時の話をする
    今とは違う社会や制度の中で、親御さん自身がどのように高校受験に向き合ったかは最も身近な手本かもしれません。もちろん、話しは大いに盛っていただいていいですよ。

親御さんだからこそできること。それは、ゴールに向かうお子さんの伴走者になること。
受験で不安にならない人なんていません。
偏差値という数字にとらわれすぎず、日々の努力を認めてあげて、お子さんと一緒に高校生活を想像(妄想?)して楽しんでください。