大阪大学に合格する器 その2

前回の続きです。

大阪大学に合格する器 その1

今春、大阪大学工学部に見事合格したOくんのお話しでした。
その1でご紹介しましたが、彼の頭の良さというか、キレというか、
そこは中学時代からなかなかいいものを持っていました。

でもまぁ、その頭の良さはまともな方向には当時は使われなかったので、まわりにはそんなふうに見えていなかったかもしれません。
おそらくですが、しょうもないいたずらを思いついたり、大人を黙らせるような口ごたえをしたり・・・
学校の先生にも、よくも悪くも目をつけられていたと思います。

でも、やはりその知的好奇心の振れ幅はかなり広い。
塾に置いてある書籍やDVDに片っ端から手を出していました。
ひょっとしたら、ふつうに勉強している時間より、本やDVDを見ている時間のほうが長かったのでは?笑

あっ、塾に来て本読んでるとか時間とお金のムダやん!とか言わないでくださいね。
こういう子にとっては、本を読んだりDVDを観たりすることが、自分の中の知識を醸成する大切な時間なのです。
学校の勉強は正直、できてしまうので・・・
こんなふうに浮きこぼれた子を知的に満たしてあげることが、ウチの役割のひとつでもあります。

彼が中3のある日、
「センセ、この本買ってくれへん? 塾の本棚に入れてぇな~」
と言ってきました。
新聞広告欄で、気になる本を見つけたと。

それが、これでした。

なかなかシブい本を選んできました。
しかも、新聞広告で目にして、面白そうと。
普通の学校の中3男子、新聞広告で書籍はなかなか見ないですよ(^_^;)
おっ、この子やるなぁ、すごいなと、確信する瞬間です。

こうなると、A高校を受験するか、B高校に合格するか・・・なんて、大した問題ではなくなってきます。
あっ、私がこんなことを言うのは不謹慎なのかもしれませんが。
でも、どのような状況でも、自分の置かれた環境の中で、自分の道を切り開いていく礎ができているのです。
そう思えるようになったら、あとは突き進むもよし、ひと休みしてまわりを見渡すもよし。
安心して見ていられます。

彼のように、多方向への興味を育んだり、時には常識はずれなことも認めてやったり。
本当に大きな器が育つためには、英語や数学を生真面目にやるばかりではないのでしょう。
特に大人の側に、広い視野と忍耐が必要です。
親が一番・・・大変です(^_^;)