堀川・嵯峨野・西京・桃山・南陽…
国語のピンチを救うヒント
京都府上位高「堀川・嵯峨野・西京・桃山・南陽・城南菱創高校」受験、
国公立大学・難関私立大学受験の指導を行う英語・国語に強い宇治市の塚本塾です。
英語・国語(日本語)が専門である塾長・塚本が直接指導する英語/国語特訓コース・英語検定コースもあります。
国語のピンチを救う説明会 詳しくはこちら
説明会【「国語ができない」からわが子を救うヒント】を、12月に4週に渡り実施します。
最大4名程度の少人数で行います。
少人数で行うため、日程を分散して各回ともに同じ内容でお送りいたします。
ご都合のよい回にご参加ください。
詳細・お申し込みはこちらのリンクからどうぞ↓
国語・読解に関して、つい最近塾で実際にあった事例をご紹介します。
塾ではこういったことが日常に頻発していますので、観察対象には事欠きません笑
さて、塾で模試を行いました。
翌日すぐに解き直しにとりかかるのですが、そこで中3のAくんが質問を持ってきました。
国語の、古文についての質問です。
じっくりと読み直してみて、設問内容からも推測してみたのだけれど、どうしても本文の内容がつかめないと。
私と一緒に読み進めてみることにしました。
中学古文を読むうえでのお約束である、
・主語を補う
・会話部分を確認する
を最初に確認した後、本文を読み進めていきます。
最初の一行は順調にクリア。
二行目もスムーズにいっていますが、ここでなんとなく違和感を感じました。
現代語訳になってはいるのですが、その訳を口に出しているAくん本人が、自分が何をいっているか掴んでいないままに言い進めている匂いがしたのです。
そこで、もしかして?と思い当たりました。
一行目の一番最初、主人公が「町奉行」と出ています。
町奉行って、何やろ?と聞くと、
「う~ん、なんか、集会みたいなもん・・・?」
これですね。
これだと、場面背景が全く掴めないことになります。
確認してみると、この他にも、
・「訴」(うつたへ)
・「公」(おほやけ)
・「合点ゆかざりし」
・「金言」
このあたりの言葉や事柄を全く知らないか、かなりズレたものと思い込んでいるかでした。
念のため、Aくんの名誉のために言っておきますが、
Aくんは模試の偏差値はだいたい60以上で、上位15%には入る子です。
塾では強敵に囲まれていますが(笑)、学校ではおそらく、とてもよくできる子で通っているはずです。
そのAくんにして、こんな状況なのです。
説明会にて私がお伝えしている重要なことのひとつである、文章を読んでわかるための「前提」の問題ですね。
しかしまぁ・・・
今はもう、時代劇なんかもテレビではやっていませんしね。
アラフィフの私なんかが子供の頃は、「水戸黄門」や「遠山の金さん」を父親がテレビで見ていました。
なんでこんなオモロないのん見てるんやろ?と思いながらも、目には入っていたようで、
「町奉行」と言われると今だに、
こんなんが目に浮かんでしまいます(笑)
でも、たとえテレビで時代劇がなくとも、
歴史マンガを読んだり、博物館や史跡に行ったりなど、経験から得られるものがたくさんあります。
これ、とても大事です。