学校のテストは100点 だから大丈夫!

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今回のタイトルですが、小学校のテストについてです。

小学校でやっている、あの白い紙のテスト。
いつもだいたい100点をとってきて、悪くても90点切ることはないから、
ウチの子は今のところ勉強は大丈夫!

と、親としてはそう思いますよね。
でも、実は「大丈夫!」じゃないんですよ、残念ながら。

学校でやっているテストなんやから、信頼できるはず。
その信頼できるテストで100点や90点取れていて、何が不足なん?
100点がアカンのやったら、それ以上に何をどうしろと?

そう思われるのは当然だと思います。
私自身、この仕事をやっていなければ、同じように考えていたと思います。

ただ、子どもたちが通ってきてくれるこの現場で、実情を目にすると・・・

小学校のテストは、それほど頭を使わなくても点数が取れるように作ってあります。
全教科において、直近で学習した単元テストという位置づけなので、テスト範囲は狭く、記憶が新しいうちにテストをします。

例えば算数で「三角形の面積」についてのテストだと、特に何も考えなくても、そこに見えた数字をかけて2で割れば正解です。
国語なら、授業でじっくりと読み込んできた作品からの出題で、もちろん初見の文章ではありません。覚えていれば答えられます。

そういう子たちが塾に来て出会う問題では、学校のテストのように単純にはいきません。
三角形の面積なら、どれが底辺で、どれが高さなのかを自分で考えなければなりません。
そこに書いてある数字が、底辺なのか、高さなのか、それとも面積なのか、考えるんです。
で、初めて、「そうか、問題をやる時は考えてやらなアカンのやな。」と、
大人にとっては当たり前のことですが、それに初めて気づくのです。

国語の読解問題にいたっては、全てが初見ですから、激ムズでしょうね。
設定も、展開も、背景も、語彙も、自分の持っているものだけでつかんでいかないとアカンのですから。

このように、小学校で行われるテストは、できたほうがもちろんいいのですが、
それだけでは十分だとは言えません。
ましてや70点以下になると、それはまた別の問題があると思われます。

頭を使って、考えて問題に取り組むということを、今一度見直されることをおすすめします。

説明会にて、学年が若いほど効果がある具体策をお伝えします。